3:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/26(土) 15:31:41.09 ID:IVB1YqFK0
魔神官「さぁ姫様。お命頂きましょうか」
姫「ち、近づくな魔族め!」
姫(召喚の儀は……駄目、まだ完了していない…!)
魔神官「ほう…?その宝玉が勇者召喚の依り代のようですなぁ」
姫「あぅっ!は、放しなさい!」
騎士「ひ、姫様に汚らわしい手で触れるな…!」
オーガ「オマエは黙ってくたばっていろ、ニンゲン」ドスッ
騎士「ぐわぁ!」
魔神官「フェッフェッフェッ…危ない危ない。どうやらもうじき召喚の儀も完了してしまうところだったようですなぁ」
魔神官「惜しかったですなあ姫様。フェッフェッ、惜しい。実に惜しい」
姫「ううう…」
魔剣士「趣味が悪いぞ。さっさと楽にしてやれ」
魔神官「それもそうですなぁ。さてどうしてあげましょう。ドラゴンのエサにしましょうか。それともスライムに食わせてじわじわと溶かしてみましょうか」
オーガ「手足を千切っていって何本目でくたばるか賭けようぜ。ガハハハハ!」
魔剣士「だから悪趣味だと」
騎士「ひ、め……さま……」
魔神官「フェッフェッフェッ…そうだ、折角連れてきたんです。ここはやはりドラゴンのエサにしてあげましょう」
オーガ「こんなちっぽけなエサでは食い足りんとは思うがな」
騎士「や、め……ろ…!」
魔剣士「この国の終わりの瞬間だ。しっかり見ておけ」
魔神官「さぁドラゴン!来なさい!今日のオヤツは生きのいい王族ですよ!」
ドラゴン「グォォォォオオオオオ!」
姫「あ、あああああ……」
姫(お父様、お母様…!)
姫(どうか、どうかお助けください…!神よ!女神よ……!)
魔神官「フェッフェッ…この期に及んで何を祈るというのです?安心なさい。運が良ければ楽に死ねますよ」
騎士「やめろぉ……!」
オーガ「ガハハハハハ!」
魔剣士「…」
ドラゴン「ガオオオオオオッ!」
-その時、姫の手の宝玉が一際強い光を放ち…-
-「彼」が、その地に呼ばれた-
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