【SW】姫「私を弟子にしなさいな!」ジェダイ「ええっ!?」【オリキャラ】
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136:名無しNIPPER[ saga]
2018/10/20(土) 22:32:39.96 ID:NisYkdRk0

 反乱軍艦隊の脱出はあっけないほど簡単に完了した。
帝国軍艦隊が地上にいるタクージンやナインス・ブラザーへの誤爆を恐れ、それを背にした反乱軍艦隊への砲撃を控えたこともある。
しかしターボレーザー・ジャマー等有事への備えを欠かさなかったシカーグ将軍の努力が大きいことに疑いの余地はない。

 艦隊は数日間欺瞞航路を取った後、カグマシャ星系の惑星ヤクシムに身を潜めた。
事前に隠れ家として目をつけていた、荒野の広がる無人の惑星である。


シンノ「……」


 シンノは一人、艦隊が身を隠している谷間を出て、荒野に突き出た巨岩の上に座り込んでいた。
惑星ヤクシムは自転と公転の周期の関係でつねに黄昏の世界である。
何時間、何日眺めても、オレンジ色の太陽は地平線上でうろうろしている。


「探したぞよ」

シンノ「……ネーアか」


 シンノは声のほうを見ることもせず、掠れた声で答えた。


ネーア「こんなところで黄昏おって……気持ちはわかるがな、ジェダイなんじゃし、もう少し気概をじゃな……」

シンノ「……無理だ」

ネーア「は?」

シンノ「俺にはジェダイなんて、はじめから荷が重かったんだ」

ネーア「そ、そなた何を……ラグナロクではあれほど熱っぽい決意表明を……」

シンノ「夢を見てたんだよ、身分不相応な夢を。この前ようやく目が覚めた……」


 シンノは無感動な目で夕日を見やった。


シンノ「俺は明日か明後日には、ここを出ていく」



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