【SW】姫「私を弟子にしなさいな!」ジェダイ「ええっ!?」【オリキャラ】
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104:名無しNIPPER[saga]
2018/08/24(金) 19:30:05.17 ID:37Wy7K8v0

 ユスカはホルスターに伸ばしていた手をしぶしぶ操縦桿に戻した。
イシュメールはシートに座りなおしてから、再度交渉に臨む。


イシュメール「な、何も金目のもんをタダで寄越せって言うつもりはねえんだ。ただ、商売の相手になってほしいのさ」

シンノ「商売?」

イシュメール「俺はスパイス商人を名乗ってたが、スパイスはビジネスの選択肢の一つにすぎねえ。取引の材料はどこにでも転がってるってのが俺の信条だ」

イシュメール「これからおたくらの基地に行くらしいが、その基地にゃ何か売れそうなものがあるんじゃないのかね?」

ユスカ「戦闘機を売れとでも?」スッ

イシュメール「だからブラスターはやめろ!必要なもんを売れとは言わねえ、使わねえもんで売れそうなもんがねえかって言ってんだ!」

ユスカ「はあ……あのねえ、この際だから言うけど、私たちは国家予算使い放題の帝国軍とは違うの。生活だって毎日毎日カツカツなんだから」

シンノ「そうだな……売れそうなものなんて何も……」

ネーア「え?あの基地の外に山積みになってる角材とかは売れんのか?」

イシュメール「それだっ!ネーアちゃん!それだよ!」スック


 イシュメールは唐突に立ち上がり、ネーアの肩をばんばん叩いた。


ネーア「何じゃそなた、ウザいな」

イシュメール「クイナワで角材って言ったらチュクチャク木材だろ!?俺はそいつを高値で買ってくれる業者を知ってるぜ!」

ミコア「あの、チュクチャク木材とは……?」

シンノ「半導体か何かの原料になるらしい、特別な木だよ。クイナワにしか生えてないとかなんとか」

シンノ「……しかし、本当か……?」ヒソヒソ

ユスカ「なんか胡散臭くない……?」ヒソヒソ

イシュメール「シャラップ!あんたらが俺のコネで木材を売る、あんたらは金を手に入れ、ついでに俺はその船に乗ってこの星からおさらばする!完璧な計画だろうが!」

シンノ「マージン取るんじゃないだろうな」

イシュメール「当然取る!」

ユスカ「もはや清々しいわねこいつ……」

イシュメール「まあまあ、哀れな俺っちに当座の生活資金を恵むと思って!」

ミコア「手切れ金、かしら」ハア

イシュメール「なんだっていいさ!さあ久々の商いだ、気合入ってきたぜえ〜!」

シンノ「言っとくが、まだやると決まったわけじゃない!俺たちの上司、シカーグ将軍の許可が出たらだからな!」

シンノ(……ミコア姫を無事に救出したはいいが、厄介者を招き入れてしまったかもしれん。ままならんものだ……)ハア

イシュメール「がっはっはっはっは!いざ!ビジネース!」



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