30: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2018/05/26(土) 22:15:14.80 ID:ru/9Q1MX0
「あ……あ! こ、こんにちは、高垣さん!」
「ああ、よかった。人違いだったらって、結構心配だったんです」
高垣さんは、ロングブラウスにクロップドパンツと、だいぶラフな格好をされていました。
その立ち姿は、ほんとうに綺麗で。
見惚れてしまいます。
「歌織さんは、オフか何かで?」
「は、はい。そうです……ひょっとして、高垣さんも、ですか?」
私がそんなふうに答えると、高垣さんは小首をかしげ。
「……楓、で」
「え?」
「名前で、呼んでください」
「……えっと」
「……ね?」
そうおっしゃったのでした。
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