姫騎士「キモオタだって、男であることには変わりないのよね……」
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85:名無しNIPPER[sage]
2018/05/19(土) 00:57:36.94 ID:7JA4Ry9W0
姫騎士「あんのキモオタ、往生際で他の女といちゃつくなんて許せない! やっぱりあのまま死なせるわけにはいかないわ!! ちょっと魔王! あの炎は消せないの!?」

女魔王「不可能だ。煉獄の炎は一度燃え移れば最後。燃え尽きるまで消えん」

聖女「わ、私の聖水ならきっと……!」

女魔王「よせ、あの男の末期の頼みだ。我々は妻として、黙って看取るのが筋だろう」

姫騎士「ほんっと、自分勝手なんだから!! だいたい、まだ赤ちゃんの娘に大人用の下着をプレゼントする時点でありえない! 何考えてんのよ!? ひとこと文句を言わなきゃ気が済まない!!」

聖女「残される私たちの気持ちはどうなるのですか!? これでお別れなんて、そんなの嫌です!!」

女魔王「その自分勝手で、変態で、惚れやすくて、どうしようもないお人好しを、我々は愛したのだ」

姫騎士「……そんなの、ずるいわ」

女魔王「だが、それがあの男の良さだ」

聖女「勇者様の……良いところ、ですか」

女魔王「だから、黙って末期の言葉を聞こう」


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