4: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/05/17(木) 12:25:05.47 ID:Fypyj9yR0
「それで、ねぇ、麗花ちゃんさ。流れ星っていつ頃降るの?」
具として入ってる謎のお肉をフォークの先でつつきながら、
かれこれ一時間は抱きっぱなしになってた疑問を良い頃合いだとぶつけてみる。
すると、麗花ちゃんはスープを味わうために容器へとつけてた口を離し。
「ん〜、いつっていうのは分かんないかな。とにかく待つのが大事だから」
今宵も無邪気な笑顔を浮かべて衝撃的な「待てば?」発言。
思わず喉から出掛かった、「マジか」という言葉を麺にからめて押さえこむことになってしまう。
「お星さまにでも訊いてみる? ……おーい! いつ頃降りますかー?」
「いやいやいやいや麗花ちゃん、訊いても答えてくれないでしょ」
「そろそろ降りそうな気分ですかー?」
「だからさ、ねぇ、答えないよね? 星はハイハイ答えないよね?」
「最近調子はどうですかー? 私は寒い季節になってきたから、風邪を引かないようにしなくちゃって――」
「おぉっと、星とお喋り始めちゃいましたよ? 茜ちゃん流石に困っちゃうなー。本気かどうか分かんないなー」
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