87: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/07/10(火) 03:00:49.15 ID:dGlahWYA0
「キャバリアにとっては、敵ではない。もちろん、仲間でもない」
こういったやり取りは、千護にとって苛立ちを覚えさせるものだが、その事で集中力が切れるといったことはない。あと一歩、キャバリアが不用意なことを発言すれば、拳銃を抜き出すことに躊躇はなかった。
「……。キャバリアを殺すことに意味はない。殺せば、レジスタンスは間違いなく敵とみなす」
「それならそれで、仕方ないことだと、こっちは考えてる」
「そうか。けれど、それはレジスタンスへの報告が都合の悪いものだと思っているからか」
あぁ、と短い肯定に対し、キャバリアの返答はまた時間のかかるものだと、誰しもが思い、そして即座にそれはないと答え。
「キャバリアの指令は、ここの援護と君達の監査。問題があればそう報告する、そうでなければ、そう報告する。虚偽の報告をする気はない」
「そうかい」
とりあえずの一段落になる回答ではある。それでもまだ、油断ならない状況であることには変わりないとしても、すぐさま何か悪化する訳ではなさそうだ。千護はゆっくりと、ホルスターから手を離した。
「眠る、戦いが必要なら起こしてくれればいい」
そのまま、目が開けられることはなく、キャバリアは眠りについた。
346Res/184.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20