86: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/07/10(火) 01:52:25.47 ID:dGlahWYA0
「言葉通り。レジスタンスは今、誰も信じようとはしていない」
「へぇ…。じゃあ、あんたらのことを知ってるあたしらは、邪魔ってわけかい?」
互いにやり取りは対照的だった。キャバリアは、明らかに言葉を選んでいて、千護は単刀直入に問う。彼女のそのストレートさが、アイビスを筆頭に3人の緊張を高めていく。その事は千護も百も承知している、自分とそしてロバートの目的である、ゾンビ化の解明がどうなるかの瀬戸際。
いざとなれば、ホルスターの中にある拳銃を抜く準備は出来ている。この世界に馴染んだ彼女に、ただ人だからという理由は引き金を引けない理由にならない。
「報告の内容によっては、そう判断される」
「はぁ。悪かったな、単刀直入に聞こう。あんたは、あたしらにとって敵か味方か。それだけだ」
ゆっくりとホルスターに手を伸ばす。まだ射殺する気はない、これは千護なりの意思表示だ。野良の犬などではなく、噛みころすことができる力を持つ一匹狼であるという表明。
だがそれを、キャバリアは見ることはない。相変わらず目を閉じたままだった。
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