310: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2019/07/19(金) 04:15:14.61 ID:wu5VU0JJ0
「もう1つはネ、戦闘機に搭載されてる兵器ヲ、ロッサに換装することだネ」
それが、今の段階で現実的なプランだった。戦闘機を解体し、それをロッサが利用可能なものを換装する。アサルトライフル以上の強力な兵器を使えることは、今後の戦闘を有利に進めることが出来る。
もちろん常時使えるようなものではない。戦闘機に残った兵器の弾薬のみしか利用できない上、補給できる見込みはかなり低い。言ってしまえば、最終決戦兵器のような役割になる。それでも、選択肢があるという事実は何物にも代えがたいが。
「それに、ロッサをVTOLの可変機みたいな構造にしてみたラ、すごいと思うノ!」
「…すごいとは思うが、可能なのか?」
放浪者の問いに、野木は静かに、だが大きく首を振った。空想の世界を、現実に起こす発想がアリスのすごいところだが、出来るかは現実的ではない。それに、自立し学習するAIが搭載された陸空の運用可能なアンドロイド。一歩間違えれば、それ自体が危険になりえる可能性もある。
生み出す以上発生する危険性は、常に検討することが研究者の務め。野木は否定の意味合いもあるが、その危険性を認めるのは難しいという判断もある。予期せぬことが起きるのが当然の世界、ならその判断も当然のことなのだから。
346Res/184.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20