298: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2019/05/28(火) 19:30:05.24 ID:gIvSLJg00
その頃、フェアリーが上空での偵察を終え、井門の右手を掴んで引っ張っていた。その後ろを、一ノ瀬、小間城、風虎が慌てて追いかけている。
「待て、フェアリーなんだってんだ!」
「井門ちゃんじゃないとわからないんだよー!」
説明にはならない説明だが、言葉通り井門でないとなんであるかわからないものを見つけたらしく、フェアリーはそこに連れていこうとしている。
彼女の能力で井門も浮かせているものだから、通常あり得ない速度で移動しており、小間城がついていくのがやっとで、風虎はわりと重武装で息が切れ始めてる一ノ瀬を気にして並行して走っている状況だ。
「ここだよー!」
パッと手が離され、井門は一気に足が地面へ着いた感覚に、必要以上の重さを感じながらなんとか止まる。怒りたいところだが、屈託ない笑顔で彼女が指さす先へ目をやる。
「……。おいおい、マジかよ」
もちろん理由はわからない、だがそこにあったのはそれなりに見慣れた、片翼だけを失った戦闘機の姿だった。
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