162: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/11/02(金) 02:20:31.92 ID:ACE/wPds0
回収組はこの共同任務で担っている、バリケード再補強や設置を進めていた。今回の任務は、探索組が確保を行ってから進める為、普段の任務より安全性は高い。処理され、積み重なったゾンビを見て平山はそう考えていた。
「(…この短時間で、この数。探索組の力には、舌を巻くしかない)」
それだけに、もう少しで早1ヶ月が経とうとしているキングとの戦いも思い起こさせる。これだけの実力を持つ集団を苦戦させた相手、それが側にいたという事実。いなくなったということについてではなく、この場所にいたのなら、他の地域に同様の脅威が存在する可能性はゼロではない。
それに、フェイを殺しかけたオーガなどの上位種も考えると、ここまでやってまだ、安寧とは言い難い状況なのだ。拠点は自分が知る範囲で、どこよりも安全だと知っていても。
「(この発電施設を作るという一歩さえ、それを払しょくできるとは言い難い)」
また、難しい事を考えているなとフェイは、彼女だけが良く知る平山の考え込む仕草を見て思う。それで、周囲の集中が散漫にならないのは、なぜだろうとフェイついでに思った。
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