1: ◆S20u6lUAEc
2018/05/13(日) 21:01:05.17 ID:bbMCd2Ut0
少女「えっきつねなの? きつねって喋るの?」
きつね「神様ですから」
少女「きつねじゃないの?」
きつね「狐で神様ですから」
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2: ◆S20u6lUAEc[saga sage]
2018/05/13(日) 21:02:24.44 ID:bbMCd2Ut0
少女「神さまってもっとおじいちゃんみたいな人だと思ってた」
少女「初めて会った神さまがきつねって変な気がする」
3: ◆S20u6lUAEc[sage]
2018/05/13(日) 21:02:57.77 ID:bbMCd2Ut0
きつね「それで、どうして神社に? 最近よく来てますけど」
少女「……見てたの?」
4: ◆S20u6lUAEc[sage]
2018/05/13(日) 21:03:25.32 ID:bbMCd2Ut0
きつね「何をお願いしてたんですか? 神様直々に聞いてあげましょう」
少女「いや……。なんか直接言うのはちょっと……」
5: ◆S20u6lUAEc[sage]
2018/05/13(日) 21:04:25.08 ID:bbMCd2Ut0
少女「その、ね? 私、引っ越すことになったの」
きつね「それは寂しいですね」
6: ◆S20u6lUAEc[sage]
2018/05/13(日) 21:05:02.97 ID:bbMCd2Ut0
きつね「小さな鳥居をくぐり長い階段を登ると、そこには辺り一面に鬱蒼と生い茂る木々! 午後のひとときだけ神社に射しこむ光! 近くには清流とそれを求めてやって来た鳥たち! あと滝!」
きつね「どう考えても"いんすたばえ"しますよ! どうして誰も来ないんですか!」
7: ◆S20u6lUAEc[sage]
2018/05/13(日) 21:06:11.33 ID:bbMCd2Ut0
少女「話が逸れました。私が引っ越すって話です」
きつね「……あっはい。そうでしたそうでした」
8: ◆S20u6lUAEc[sage]
2018/05/13(日) 21:06:50.44 ID:bbMCd2Ut0
きつね「それで、どこに引っ越すんですか?」
少女「いや、私、引っ越したくないんだけど」
9: ◆S20u6lUAEc[sage]
2018/05/13(日) 21:07:21.25 ID:bbMCd2Ut0
きつね「まあまあ余裕ありますね」
少女「……うん、まあ」
10: ◆S20u6lUAEc[sage]
2018/05/13(日) 21:08:22.77 ID:bbMCd2Ut0
少女「神さま、もしかしてそんなに協力してくれる気ないの?」
少女「聞いてあげるっていうのは、聞くだけなの?」
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