【ミリマス】このみ「いわゆる一つのぱにっくホラー」
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9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/05/12(土) 14:33:32.52 ID:Yjk5w41g0

「たった今ドクターの所から戻ったトコさ。薬やらなにやらも全部預かって来たよ」

そうして彼は、楽屋に置かれたテーブルの上に鞄の中身を広げだすと。

「じゃ、そういうことで注射は風花は任せるぞ。早速ブスッとやってくれ」

「え、えぇ!? そんなこと急に言われたって!」

「元看護士だろう? 頼むよぉ」

慌てる風花にニマリと笑い、プロデューサーはこう続けた。

「……それともなにかい? ド素人のこっちに打たせるってか」

「風花ちゃんには悪いけど、こればっかりは私も自信ないわ」

「う、うぅ……悪人! プロデューサーさんは悪い人ですっ!」

「うん、知ってる♪」

「今さら言っても無駄じゃないの。……ささ、風花ちゃん早く早く」


結局風花は、その場の勢いに流されるまま注射の準備を始めだした。

その間も莉緒はセクシーというよりもキュートな声で唸りを上げ、
その無防備な姿をプロデューサーに晒し続けていたのである。

「結構結構、眼福だねぇ」

「サイッテー。普段はそんな目で見て無い癖に」

「お二人とも、準備できたので手伝ってください。
一回分しかありませんから、莉緒さんが暴れないようしっかり押さえてもらわないと」


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