【艦これSS】始まりの前の出会いに
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5:名無しNIPPER[saga sage]
2018/05/09(水) 10:23:58.10 ID:NTp9xhz30

男「って感じの訓練でな。いや、マジであの時は死ぬかと思ったぜ」

女の子「ふーん、そんなことするんだ。あ、そうだ。やっぱり鬼軍曹が、走れ!クソ虫ども!とか怒鳴ったりするの?」

男「いんや。昔はしてたみたいだが、今はそんな事するやつ滅多に居ねえな」

女の子「あら、意外ね。なんでかしら」

男「いい方法とは言えねえんだよ。怒鳴りつけて萎縮させていう事聞かせるよりも、乗せて難しい事に挑戦させる方がはるかに伸びる」

女の子「例えば?」

男「そうだな……。まずは本人に弱い自分を否定させるんだよ。てめえはクソ虫か?って感じにな」

男「まあ、教官が怖いもんだから、普通ここではい、クソ虫です!なんて答えられるヤツは居ねえ」

女の子「ぷっ、アンタなら言えるんじゃない?」

男「んなガッツがあるヤツなら最初っからこんな事言われたりしねえよ」

女の子「それもそうね。アンタ、体力だけはありそうだもの」

男「だけってなんだよ……。ったく、まあとにかくそうやって弱い自分を自分で否定させるわけだ。そして、それならこれぐらいできるはずだ。証明してみせろって感じに持っていく」

男「しかもうまい教官ならマジでギリギリを見抜いて課題を与えていくから、マジになればマジでできるレベルなんだよ……死にかけるがな……」

男「そして訓練が終わったら、出来たじゃないかとか言って褒めたり、明日も頑張れよって奢ってくれたりすんだよなぁ。あの飴はマジでズルいぜ……」

女の子「実感籠ってるわね〜」

男「限界までそうやって鍛え抜かれたからな……。いかん、思い出したら寒気が……」

女の子「なっなけない男ねぇ……」

男「いや、そうは言うがな、きっつい訓練は誰だってトラウマの一つや二つ持つようになるって……」

女の子「そんなもんかしら……?」

看護士「は〜い、お昼です!お昼はカレーですよぉ。美味しそうですねぇ」

男「おお!おかわりとかできるのか?」

看護士「無理ですね、残念でした」

男「うあぁ……量少なくて足んねえんだよなぁ」

看護士「いや〜、餓えたケダモノみたいですね」


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