12:名無しNIPPER[saga sage]
2018/05/09(水) 10:28:05.76 ID:NTp9xhz30
女の子「アンタね、さっきから無理無理ってそんなに否定ばっかすんな。私は……」
男「言ったろうが。あいつ等にはまともに銃が効かねえって」
女の子「たっぷり叩きつければ倒せるとも聞いたわよ。じゃあそれをするだけよ」
男「銃はどうやって手に入れるんだよ」
女の子「……こんなご時世だもの、闇市にでも流れてるわよ。なんだったらガソリンでも使って……」
男「自爆特効か?それでうまくいって一体殺せても、大量に居る深海棲艦のうち一体が死ぬだけだ。お前はそんな程度の為に自分の命を使うのか?」
女の子「くっ……。で、でもこんな所で燻ってるくらいなら死んだ方がマシよ。自爆?上等じゃない。むしろ本望だわ」
男「…………」
看護士「月並みだけれど、あなたのご両親はそんな事望んでないはずよ」
女の子「はっ、月並みすぎるわね。まあ、その通りだと思うわ」
看護士「だったら……」
女の子「でも私は復讐を望んでるの。これは私の意志よ。親だとか、そんなの関係ないわ」
女の子「ああ、そうだ。いいこと思いついたわ。ねえ、アンタはこれから退院してあいつ等と戦うのよね」
男「そのつもりだが」
女の子「じゃあ、戦って戦って、いっぱい殺して」
男「…………」
女の子「代わりに私をあげる」
看護士「なに……を……言ってるの……」
女の子「好きな事をしていいわよ。何でもしてあげる。どんなことだってしてあげるわ。ああ、少し傷ついてるけど、顔は悪く無いでしょ。十分な報酬になるはずよ。だから……」
男「…………」
女の子「アンタが嫌なら別のヤツを紹介して。そいつに戦ってもらうわ」
男「無理……だ……んな事……出来るわけねえだろうがよ……」
女の子「私はあいつ等が憎いの!憎くて憎くて憎くて憎くて憎くてたまらないのよ!!」
女の子「あいつ等を殺して!殺しなさいよ!」
女の子「それが出来ないのなら、私の邪魔をするなっ!」
女の子「私にあいつ等を……殺させろっ!」
男「……でき……」
??「貴女の復讐、私ならお手伝いできますよ」
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