33:名無しNIPPER[saga]
2018/06/07(木) 03:01:17.22 ID:txKMWQ4KO
少女「さて、保母さんがご飯作ってる間、ちょっとお話ししよっか」
幼女「……おはなし?」
少女「うん、さっきね、私がお腹すいたって言った時、君、がっかりしたでしょ」
幼女「……どうして?」
少女「どうしてなのかは、私が聞きたいよ、けどね、予想はつくんだ」
幼女「……なに」
少女「貴女は、食料が減ることに対して、ガッカリしたんだよね」
幼女「……」
少女「だってここには沢山食べ物がある」
少女「小柄な貴女1人なら、一ヶ月以上生きていけるだけのご飯がある」
少女「ここに1人で立てこもってるとき、計算してたんじゃない?何から先に食べるのかとか」
少女「腐りやすいものは残しておくと無駄になっちゃうしさ」
少女「けど、私達がここに来たことで、計算が狂った」
少女「救援隊が来ないこの状態で人が増えると、取り分が減ってしまう」
少女「それが嫌で、がっかりしたんだよね?」
幼女「……そんなことない」
少女「いやいや、隠さなくってもいいって、自己生存本能が強いのは良いことだと……」
幼女「うそつき!」
少女「……おっと」
幼女「どうしてそんな酷いこというの!」
保母「こらー、子供をいじめちゃ駄目ですよー!」チラッ
少女「はいはいはーい、反省してまーす」
幼女「……ふん」
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