32:名無しNIPPER[saga]
2018/06/07(木) 02:58:48.03 ID:txKMWQ4KO
カチャッ
保母「……見た所、中には誰もいないみたいですね」
少女「うーん、本当に誰もいないのかなあ」
保母「まあ、鍵がかかっていたわけですし、誰も居る筈が……」
「……だれ」
保母「ひゃっ!?」
少女「誰かいたねえ」
保母「どどどどどど、どなたさまですか!」
「……せんせい?」
保母「この声は……」
少女「園児?喋ってるって事はゾンビじゃないんだろうけど……」
保母「あああ!良くぞ無事で!本当に良かった!」ギュウ
幼女「……せんせい、くるしい」
保母「あっ!ごめんなさい!私ったら……」
幼女「せんせいと、その人だけなの?きゅうじょたいは?」
保母「……ごめんね、私達だけなの、あと栄養士さんも倉庫で待ってるけど……」
幼女「……そ」
少女「貴女は一人なの?他に生き残りは?」
幼女「いない」
少女「ふーん」
保母「この子は、年長組の中でも特にしっかりした子なんですよ!園児の中でも中心人物で!」
少女「へー、そうなんだあ」
幼女「……」
少女「食料、割と沢山あるね、非常食も含めれば四人で一週間くらい生きられそう」
保母「お、おおおー、流石は栄養士さん!」
少女「んー、調理室の電源も生きてるみたいね、簡単な料理なら出来そう」
少女「けど、私は料理とか苦手だなあ、おなかが減ってるのに、困ったなあ」チラチラ
保母「えっと、私も多少なら料理できますけど、早く栄養士さんと合流しないと心配で……」
少女「ほら、この子もずっと1人で居たんだし、きっとお腹がすいてるよね?」
幼女「……」
保母「ああ、もう……じゃあ、簡単なものをパパっと作っちゃいますから!」
少女「やったあ!」
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