2:名無しNIPPER[saga]
2018/05/06(日) 21:25:31.62 ID:Z6NbnlKA0
少女「それで保母さん、この園内にいる園児たちの数ってどれくらいなの?」
保母「年長年少合わせて50人くらいです」
少女「それが全部ゾンビ化してるって考えたほうがいい?」
保母「それは……判りません、私の同僚も数人いたはずですけど、連絡が取れないですし……」
少女「そっか」
保母「ああ、どうしてこんなん事に……」
少女「嘆いてても仕方ないでしょ、今は何とか食料を集めないと、朝ご飯抜いてるからお腹がペコペコなの」
保母「う、うううう……」
少女「園内で食料が手に入りそうな場所ってある?」
保母「ちょ、調理室があります、栄養士の方が毎日食材を用意してくださってましたが……」
少女「今日の分の食材が用意してある……と考えるのは無理があるわね、この状況だと」
保母「はい……」
少女「ま、けど、二人で食べるくらいの食料は残ってるかもしれないし……調べに行ってみようか」
保母「え……こ、この倉庫から出るんですか!?」
少女「そりゃあそうよ、お腹減ってるし」
保母「そ、外には、外にはあの子たちが、あの子たちがいるんですよ!?」
少女「大丈夫だって、さっき見た感じだとあの子たち、外のゾンビ達と比べてもかなり動きが鈍いし」
保母「け、けど……」
少女「んんー、私だけで行ってもいいけど……園内の地形に疎いからなあ」
保母「うううう……」
少女「ほら、窓の隙間から見る限りでは、この周辺にあの子たちはいないみたいだし、ね?」
保母「わ、わかりました……けど、もしあの子たちが居たら即座に逃げますからね!」
少女「はぁい」
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