3:名無しNIPPER[sage]
2018/05/06(日) 11:02:58.09 ID:aJ/73BMS0
ひまり「いや、ねぇ……」
つぐみ「うん……」
巴「え、なんだその反応?」
ひまり「うーん、なんていうか……」
つぐみ「巴ちゃんがあこちゃんを叱ってるところ、見たことないなって思って」
ひまり「むしろいつもすんごく甘やかしてるよね。あこちゃんと話すときは声がすごく優しくなるし」
巴「いやいやそんなことはないぞ。それは外だからあんまりってだけで、悪いことをしたらキチンと叱ってやったりもするさ」
ひまり「じゃあ例えばだけどさ」
巴「ああ」
ひまり「あこちゃんが巴のドラムスティック勝手に持ち出して、ついうっかり折っちゃったらどうする?」
巴「そりゃあ……あこが理由もなしにそんなことする訳ないからな。まずはどうしてアタシの物を持ってったのか聞かないと」
ひまり「あこちゃんが何も理由を話さなかったら?」
巴「そうだな……アタシにも話せない理由ってことは、きっとすごく大事な理由なんだろう。別にスティックはまた買えばいいさ」
巴「それよりも、あれだけ「おねーちゃん、おねーちゃん」って懐いてたあこがアタシにも話せないことが出来た。それだけ大人になったんだって思うと感慨深いよな」
つぐみ「…………」
ひまり「…………」
巴「え? 2人とも、どうしてそんな呆れた顔してるんだ?」
つぐみ「ううん、何でもないよ。ただ、やっぱり巴ちゃんってあこちゃんに優しいなって」
ひまり「そりゃーあこちゃんも巴にべったりになるよ。この姉にしてこの妹あり、って感じだね」
巴「……何かおかしなこと言ったかなぁ、アタシ」
ひまり「んーん。何もおかしくないから、巴はそのままでいいと思う」
つぐみ「うん。仲良しっていいことだと思うよ」
巴「なんだかちょっと腑に落ちないけど……まぁいっか」
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