武内P「パッションな皆さんとの平穏な日常」
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12: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2018/05/05(土) 18:14:12.73 ID:CTysyKtz0
Last:疑惑は確信に至り、そして真実へと



武内P「その……城ヶ崎さん」

美嘉「どうしたの暗い顔して?」

武内P「実は城ヶ崎さんと私のことで、奇妙な噂が流れているようなのです」

美嘉「えっ、アタシとアンタのことで!? ち、ちなみにどんな?」

武内P「その……私たちが付き合っているというものでして」

美嘉「な……っ」

武内P「なぜこのような噂がされるのか見当もつきませんが、私のせいで城ヶ崎さんに不快な思いをさせてしまい、なんとお詫びすればよいものか……」

美嘉「ふ、不快だなんてちっとも! ま、まあビックリはしたけどね。しっかしなんでそんな噂が流れるんだろうねアハハハハハ」

武内P「理由はわかりませんが、これ以上妙な噂がふくらまないように、しばらくは接触を控えたいと思います」

美嘉「――待って。それって逆効果なんじゃない?」

武内P「逆効果?」

美嘉「こんな変な噂を流す奴ってさ、噂が本当だから距離をとってほとぼりが冷めるのを待とうとしているに違いないって、したり顔で新しい噂を流したりするもんだよ」

武内P「な、なるほど。ではどうすれば?」

美嘉「これまで通り……ううん、いっそのこともっと距離を縮めよう! 噂が本当なら普通はそんなことしないはずだから!」

武内P「確かに!」

美嘉「そ、それじゃあこれからアタシのレッスンとか仕事の様子とか暇さえあれば見に来てね! つ、ついでに今ちょっと喉渇いてるし、そこでお茶しよっか」

武内P「ええ。ご一緒させていただきます」

美嘉「――よしっ」

武内P「城ヶ崎さん?」

美嘉「え、どうかした?」

武内P「あ、いえ。ただの気のせいでした」


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