安価とコンマで真・女神転生W
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900:2です。ちょっと悩みましたがかなり甘めになったような ◆9OydVuNlLY[digital devil saga]
2020/01/10(金) 01:44:59.77 ID:KyjNRfj50
タヤマ「今でこそ木っ端共すら滅多に見かけねえが、ありゃひでえもんだったさ」

タヤマ「名うてのハンターですら太刀打ちできん化け物に、情けない話俺たち人間は手も足も出なかった」

タヤマ「だが、その無差別な殺戮は長くは続かなかった。ある時から突然、ふっと襲撃が止んだんだ」

タヤマ「本当に何の前触れもなかったもんだから、皆(みんな)次に何が起こるのかって気が気じゃなかった」

タヤマ「そんな時に現れたのが、マンセマット……その時はまだ名前も知らなかった」


マンセマット、という名の天使は聞いたことがない。
天使を騙る悪魔だろうか?しかし、その時に天使を名乗るメリットはないようにも思える。


タヤマ「そいつは何者かの手を借りて、化け物四匹のうち三つをどうにかこうにか無力化して連れてきた」

タヤマ「"特別強力な檻を作ってそこに閉じ込めればもうこいつらを恐れずに済む"」

タヤマ「"阿修羅会の権威と人手を貸して欲しい"……と俺はそう頼まれた」

タヤマ「阿修羅会内部でのポストまで要求して来た辺り、ちゃっかりしてて好感が持てたよ」

タヤマ「なんならお前より人間らしいかもな?」


そう言って、懐かしむような笑みを見せるタヤマ。
人間らしい天使?それは褒め言葉なのだろうか?

反応に困る私をよそに、タヤマは話を続ける。


タヤマ「御苑に塔が建ってるだろう。行けばわかるが、周りを固めて入れないようになってる」

タヤマ「カゴメ封霊塔。囚人どもはその中に」

タヤマ「マンセマットは俺たち人間だけじゃなく、悪魔ともナシつけてたみたいでな」

タヤマ「外側は阿修羅会の人員が見張ってるが、中には悪魔の看守つきだ。スカイのメデューサもかくやって強さのが三体もな」

タヤマ「そこまでしてもらった以上俺たちも見返りを弾まねえと面子を立たんから、約束通りいい椅子をくれてやったよ」


タヤマ「……ふう」

タヤマ「だいぶとおまけつきで喋っちまったが、質問の答えとしてはこれで充分だろう」

タヤマ「わかってるとは思うが、お前も他に漏らすんじゃねえぞ」

ヨツバ「はい。お話しいただきありがとうございます」


なんとか切り抜けたようにも思えるが、"今回は見逃してやる"と言われた気がする……


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