安価とコンマで真・女神転生W
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899:2です。ちょっと悩みましたがかなり甘めになったような ◆9OydVuNlLY[digital devil saga]
2020/01/10(金) 01:43:40.03 ID:KyjNRfj50
ヨツバ「偶然耳にしたのですが、新宿御苑には囚われの者がいるとか」

ヨツバ「私は東京の秩序を守る阿修羅会に敬意を払っています。あなたの提案も請けたのもそれを買ってのこと」

ヨツバ「だからこそ、無理を承知でお願いいたします。彼らが何者で、なにゆえ囚われたのか、教えていただけませんか?」

タヤマ「……」


私の言葉を聞いたタヤマは、途端に難しい顔をした。


タヤマ(偶然だと?馬鹿言え)

タヤマ(赤玉の製法やガキの使いみちも含め、大っぴらにしてイメージダウンを招くような種は全部そうだが……)
タヤマ(カゴメ封霊塔のことも無論、門番を含めわずかな人員にしか情報はやってねえ)
タヤマ(現実としてウチの構成員は下ほどチンピラだが、知らせてもねえ情報が漏れるわけもなし)

タヤマ(その門番からサムライを見たって報告もあったにはあったが、ヨツバの姿はなかったんだったな)
タヤマ(マンセマット手製の結界を抜けた方法、サムライどもの目的如何、連絡を既に取ったかどうか……ふむ)
タヤマ(何もわからんな)

タヤマ(前提として確かなのは、こいつには価値があるってことだ。既にこいつ主体の案件も用意してる)

タヤマ(ウチへの評価を落とすのはまずい。全くの想定外だが、ここは強気に張るべきところか……)

タヤマ(情報はやるが、その前に軽く釘を刺しておくぜ)


やや考える素振りを見せてから、タヤマが口を開いた。


タヤマ「偶然、ね。よくできた偶然じゃねえか」

タヤマ「それを訊くためにアポも取らずに直接来たってことは、ただ事じゃないとわかってのことなんだろ?」

ヨツバ「……」

タヤマ「だが、お前が俺たち阿修羅会を買ってくれてるのと同様、俺たち阿修羅会もまたお前に一目置いてる」

タヤマ「だから話してやる」

タヤマ「……天井が出来て、悪魔が現れるようになって、更にしばらくしてからのことだった」

タヤマ「その天井の上から、四体の天使が現れた。恐ろしく強大で、悪魔ごと人間を薙ぎ払っていった」

ヨツバ「天使が人間を……!?」


話の途中だが、驚かずにはいられなかった。


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