824:本編の重要シーンを解説セリフで省略するのもよくない気がして ◆9OydVuNlLY[digital devil saga]
2019/03/03(日) 02:28:35.83 ID:0ZUpjTc/0
……
視点:フリン(回想)
時:セイオウボ討伐翌日 朝 勲三等ミカド勲章授与式典後
場所:ミカド城 アキュラ像広場
式典が終わった後。
ヨナタン、イザボー、そして僕は、ウーゴ殿に声をかけられた。
ウーゴ「……皆(みな)、なかなかサマになっていましたよ」
ウーゴ「私がわざわざアハズヤミカド追うに進言した……その甲斐があったというものです」
ヨナタン「僕らのために、お気遣い恐れ入ります。ウーゴ殿」
ウーゴ「黒きサムライを捕えた今……」
ウーゴ「この国の民が悪魔に堕ちる事態は、もうないはずです」」
ウーゴ「これで貴方達サムライも、魔法の遺物の回収に専念できましょう」
フリン「……?」
フリン「ウーゴ殿、僕らサムライがサムライの掟を破ってまで東京へ降りたのは、黒きサムライの件のためのはずだったのでは……」
ウーゴ「……東京で悪いクセを身につけたようですね」
ウーゴ「こんな無礼者が勲三等を授与されたのも、貴方の指導の賜物ですな?ホープ君……」
ホープ「……この者に代わり、非礼をお詫び申し上げる」
フリン「お頭……」
ホープ「気にするなフリン。貴様と気持ちは同じだよ」
ウーゴ「……さぁて、私も忙しい。貴方たちとはここまでにしておこう」
ウーゴ「間もなく式典の時間です。ギャビー君が手筈を整えているはず……」
イザボー「式典と申しますと……?」
ウーゴ「あぁ……伝達が行き届きませんでしたかね?」
ウーゴ「黒きサムライの、公開処刑ですよ」
イザボー「処刑……」
ウーゴ「オベリスク広場で盛大に執り行います」
ウーゴ「……ではホープ君。供を頼みますよ」
ホープ「……承知した」
ウーゴはホープを連れだって、立ち去っていった。
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