634:631からここまでを書くのに3時間くらいかかっていて絶望する ◆9OydVuNlLY[digital devil saga]
2019/02/10(日) 00:43:21.50 ID:bqM5R18q0
私がクエビコを斬ると同時に、振り抜いた刀から飛び出した三本の光の串がクエビコを貫く。
クエビコ「グッ……」ドドゴン
クエビコ「おぉおおお!!」ボロボロ
クエビコの左腕「」ズシン
そして炸裂。
罅や霜ができ、そして二度に渡って防御力を低下させられたクエビコの肉体は、
ジャベリンレインの爆発に耐え得なかった。
いくつもの土塊が崩壊し、支えきれなくなった左腕が地面に落ちる。
ヨツバ「ふっ」スタッ
クエビコ「」ボロボロ……ドズシャァ
そのままクエビコの目の前に着地した私は刀を向けたが、
クエビコは動かなくなっていた。
ヨツバ「……私たちの勝ちです」
クエビコによって維持されていた都庁の結界が消えていく。
Info.>地霊の護符を手に入れた!
……
場所:都庁内部
本来の都庁へと戻ったことで、その場の全ての人間がクエビコの死に気がついたようだった。
「やったっ……やったぞぉおお!!」
「これでもう奴に怯えなくていいんだ……」
「都庁の悪魔を倒したんだ!」
傷ついた者も、それを助けていた者も、様々な様子で喜んでいるが、
喜色満面といった様子で騒いでいるのは主に人外ハンターの者たちで、
阿修羅会の者たちは落ち着いた様子でこちらを見ていた。
そしてその内の一人、先頭の男が声をかけてきた。
先頭の男「お疲れ様です ヨツバさんと……フリンさんとかいったっけか」
フリン「はい。僕らの役目はここまででしょうか」
先頭の男「そうだ。それとヨツバさん、タヤマさんに報告お願いします」
ヨツバ「分かりました」
先頭の男「後は各自解散なんでね、俺たちも一足先に失礼しますよ」
先頭の男「お前ら行くぞ!」
阿修羅会の者たちは都庁から出ていった。
まだ人外ハンターたちが残っているが、もう問題はなさそうだ。
彼らも街までは自力で戻れるだろう。
負傷者の救護に回っていたイザボーたちがこちらへ来た。
ワルター「見てたぜヨツバ!やっぱお前すげえよ、あんな悪魔と力比べなんてよ!」
ヨナタン「ワルター」半目
ワルター「んだよ、勝ったんだからちょっとくらいいいだろ。こっちもちゃんとやったって」
イザボー「とにかく二人とも、無事でよかったわ」
ワルター「んで、これからどうする?」
フリン「元々僕らは池袋に入る方法を探す予定だったから、まずは新宿地下街で聞き込みだな」
フリン「いや、ちょうどいいしヨツバはタヤマに報告するついでに聞いてみて欲しい」
ヨナタン「確かにタヤマなら東京の事情はあらかた知っていそうだな」
イザボー「それじゃ、私たちも戻りましょう」
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