413:いろいろうろ覚えで確認に時間をかけすぎる ◆9OydVuNlLY[digital devil saga]
2018/05/13(日) 17:50:39.16 ID:XvdO4ONy0
ハレルヤ「そういや、ヨツバさんはなんで六本木に?」
ハレルヤ「元々阿修羅会のことも知らなかったって聞いてますけど」
ヨツバ「私はサムライとしての任務で東京に来ています」
ヨツバ「黒きサムライと仮に呼称される謎の人物を追ってきたのですが、手がかりが少なく」
ヨツバ「現在は悪魔討伐隊と関係があるのではないか、といったところですね」
ハレルヤ「悪魔討伐隊かぁ……オレが生まれるよりも前の話っすね」
ハレルヤ「黒きサムライってのも、名前しか聞いたことないです」
ハレルヤ「最近ポツポツ東京に出てきたサムライの人たちが探してるんですよね」
ハレルヤ「ヨツバさんもそう、と」
ヨツバ「はい。他のサムライのこともご存知なのですか?」
ハレルヤ「いや、あんまり……そういう人たちがいる、くらいには」
ヨツバ「そうですか……」
ヨツバ「そうだ。イケブクロという街はどこにありますか?そこに書店があると聞いたのですが」
ハレルヤ「池袋……ああ、ジュラク堂か」
ハレルヤ「池袋はここからまっすぐ北の方ですけど、まっすぐ北には行けないんで、西か東から回っていくしかないです」
ハレルヤ「でもあそこは確か、つい最近強い悪魔が住み着いて出入りできなくなってたっけ」
ヨツバ「入れなくなった?」
ハレルヤ「幻術がどうとか……聞いた話なんで、ちょっとよく覚えてないんすけど」
ヨツバ「それでは、その街にいる者たちはどうなるのですか?」
ハレルヤ「いないはずですよ。地下街も壊滅したって聞いてます」
ヨツバ「なぜ?地下街はタヤマ殿が悪魔を立ち入らせないようにした、貴重な居住区ではないのですか?」
ハレルヤ「あー……」
ハレルヤ「元はいたんですけど、地下街の奴らが"阿修羅会は出て行け"って、そこにいた阿修羅会の連中を強引に叩き出したんです」
ハレルヤ「それで悪魔が入れるようになっちまって……」
ヨツバ「そうですか……」
おそらく、その住み着いた強力な悪魔が地下街の者たちをそそのかしたのだろう。
出入りできなくしたのは、残った人間を逃がさないためか?
ハレルヤ「ふう、ごちそうさま」
ヨツバ「ごちそうさまでした」
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