58:名無しNIPPER[saga]
2018/05/06(日) 17:37:57.54 ID:xg10qRH10
「その子たちは私とは何の関係もありません。」
「つまりこうですね。
その子供たちはあなたの家を不法占拠していたに過ぎない身元不明の人間であり
あなたはその子たちとは無関係だということですか。」
右京に問われてけい子は無言で頷いた。
この光景を見て子供たちは愕然とした。何故…自分たちの存在を否定したのか…?
これまで一緒に苦楽を共にしてきたのに…
どんな酷い境遇にも耐えてきた。
言われた通り音も立てず誰に知られることもなくひっそりと生きてきた。
それなのにどうして…?
「失礼します。杉下警部、頼まれていたものを持ってきました。」
そこへ取調室にある男が入室してきた。鑑識の米沢だ。
米沢が持ってきたのはある鑑定結果に関する報告書。
右京は報告書に記述されてあることをけい子とそれに子供たちの前で読み上げた。
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