右京「誰も知らない?」
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51:名無しNIPPER[saga]
2018/05/06(日) 17:30:03.33 ID:xg10qRH10


「改めて伝えます。
わかっていると思いますが今のキミたち兄弟だけで生活していくことは不可能です。
これよりキミたちを警察で保護します。」


そのことを聞かされてこれまで楽しい雰囲気だった子供たちの表情は曇りだした。

いや、こうなることは薄々わかっていた。

右京の言うようにこれ以上あのアパートで兄弟だけで生活していくのはもう限界だ。

だが子供たちにも事情があった。それは母親について。


「けど…お母さんが…」


「お願いです。あと二日だけ待ってください。」


「そうだよ。約束の日までまだ二日もあるじゃんか!」


「もしかしたらお母さん帰ってくるかもしれないよ!」


子供たちは必死に訴えた。

まだ約束の期限まで日にちがある。それまでに母親が帰ってくるかもしれないと…

そんな訴えを予想していたのか右京は子供たちを連れてある部屋へと向かった。

そこは取調室の隣の部屋。

この部屋はマジックミラーが設置されており取調室の様子を覗くことが出来る。

その取調室には一人の女が尋問を受けていた。

年齢は30代前半、茶髪が掛かったロングヘアーの女性を一目見て

子供たちはそれが誰なのかすぐにわかった。



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