6: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/05(土) 00:24:04.54 ID:dPfy7ZWI0
しほ「あなたたちは西住流に惚れる家系なのね。」
アンナ「そうですね。みほさんが男だったらエリカを嫁入りさせてたと思うくらい惚れてます。」
しほ「そこはまほじゃないの?」
7: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/05(土) 00:24:51.92 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「あの子ったら帰ってくるたびに話すんですよ?みほがみほがって。みほさんのことが気になってしょうがないみたい。」
しほ「羨ましいわね。まほもみほも、学校での話なんてめったにしてくれないわ。」
アンナ「隊長、厳しいですからね。もちろん優しいところもありますけど、子どもにはなかなかわかることじゃないですから。」
8: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/05(土) 00:26:17.20 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「まぁ成長していくにつれてわかってもらえますよ。エリカも反抗期のころは凄かったですから。昔はあんなに可愛かったのに。」
しほ「エリカさんも昔はよくウチに戦車を習いに来てたわね。みほとよくケンカしてたのを覚えてるわ。あの子たちは覚えてないでしょうけど。」
アンナ「もう10年以上も前の話ですからね。」
9: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/05(土) 00:27:15.24 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「私たちは副隊長の血筋だと思ってたんですけどね。みほさんの件はなんと言っていいか……。」
しほ「気を使わなくていいわ。あの子はあの子で楽しくやっているみたいだから。」
アンナ「なら良かったです。転校した直後は凄く落ち込んでたって聞きましたよ?」
10: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/05(土) 00:28:15.34 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「隊長、私にそんな嘘が通じると思ってるんですか?2年間常にあなたの隣にいたこの私に。」
ふふふ、と悪い顔をして笑うアンナにしほはため息をつく。
しほ「あなたも大概ね。」
11: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/05(土) 00:29:05.60 ID:dPfy7ZWI0
なぜか自慢気なアンナは言葉を続ける。
アンナ「でもなんだか熱い展開ですね!私たちの娘同士が戦うなんて!」
しほ「私としては嫌な展開だけどね。黒森峰を応援するにも大洗を応援するにも複雑な気持ちよ。」
12: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/05(土) 00:30:15.45 ID:dPfy7ZWI0
しほは「自分の娘を応援しなさい。」と喉元まで出かかったが、自分が言える立場ではないと気がつきその言葉を飲み込んだ。
それを知ってか知らずかアンナは更に語る。
アンナ「私は隊長に憧れて黒森峰に入っただけですから!それにエリカのことは愛してますが、それとこれとは別です!」
13: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/05(土) 00:31:08.36 ID:dPfy7ZWI0
しほ「まぁ、あなたがどう感じるかは自由だから、なんでもいいけど。」
アンナ「隊長、今嬉しいのをごまかしましたね?」
アンナが指摘すると、しほはふいと顔を背けた。
14: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/05(土) 00:31:43.07 ID:dPfy7ZWI0
しほ「ええ、またね。……エリカさんにもまた遊びにくるよう伝えて。」
アンナ「ええ、みほさんを連れてご両親に挨拶をするようにと伝えておきますね。」
しほ「ちょっと!アンナ!」
15: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/05/05(土) 00:32:32.82 ID:dPfy7ZWI0
以上です。
気分転換に思いついたものを書きました。
これも1つのエリみほなんやなって。
16:名無しNIPPER[sage]
2018/05/05(土) 04:53:41.04 ID:FLAKb8nH0
乙
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