48: ◆FfvRSd7Ma6
2019/01/04(金) 18:22:41.15 ID:nCIHk5WQ0
日向「蛸壺班も用意が出来たな。説明の前にデータを送る」
日向は戦艦たちに、データリンク回線でファイルを送った。
日向「諸君には、対空任務の艦が隠れる塹壕を掘ってもらう。鎮守府の要所、特にレーダーサイト周辺には遮蔽物がない。
海上と違い、陸上では移動が遅く爆撃回避が難しい。非常に危険だ。至近に爆弾が落ちた場合、簡単に吹き飛ばされてしまう」
新人・長門「だが……足を止めて塹壕を掘っている我々も攻撃されないか?」
日向「だからこそ戦艦の出番だ。艦載機の250kg爆弾が直撃したぐらいでは沈まない」
新人・長門「……500kg爆弾ならば?」
日向「……」
新人・長門「……」
日向「……」
新人・長門「……」
日向「まあ……話を続けよう」
新人・長門「」
シャベルとつるはしを手に取る日向。
日向「土の場所はシャベル。舗装されている場所はつるはし。掘る時『地中配管』に注意しろ。
送ったファイルは『地中配管』の見取り図だ。特に送電線は絶対に傷付けるな」
新人・扶桑「了解したわ……」
日向「まあ……心配するな。塹壕の効果は私が保証する。南方の戦いで深海棲艦の苛烈な艦砲射撃、
爆撃を生き延びたのは、陸戦隊と共に掘った塹壕のおかけだ」ニヤッ
新人・長門「……」
日向「最初はレーダーサイト。諸君、抜錨だ」
新人・ガングート「Ураааааааа!!!」
シャベル、つるはしを頭上に掲げ、戦艦たちは雄たけびを上げる。
そこには、異様にテンションの高いガングートと、
王冠の代わりにヘルメットをかぶり、王錫の代わりにつるはしを持つウォースパイトの姿があった。
続く
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