47: ◆FfvRSd7Ma6
2019/01/04(金) 18:19:42.15 ID:nCIHk5WQ0
日向が新人・長門につるはしを渡した。
日向「時間がない。全員、艤装を格納。低速艦は蛸壺掘り。ただちに服を着替え、工廠の『得物』を持て。
高速艦は弾運び。コンバットブーツにだけ履き替えてくれ」
新人・長門たちは服を着替え始めた。
日向「弾運び班は準備が終わったようだな。弾運び班! 対空砲火は弾幕が命。絶え間ない弾薬補給が必須となる。
鎮守府の防空は、正に諸君の働きに掛かっている。なお戦艦はドラム缶を装備できないため、これを使う」
日向の指先の向こうに、数台のリヤカー。
新人・リシュリュー「びゃあぁぁああっ?! Non! これは私の、戦艦の仕事ではありません! 拒否します! 」
日向(まあ……フランス艦らしいな……)
日向「長門、なんとかしろ」
新人・長門「」
説得を始める新人・長門。
それを横に、説明を続ける日向。
日向「輸送トラックは使えない。艦載機のいい的だ。大きくて取り回しが悪い。機銃にさえ耐えられない。
その点、戦艦なら機銃も平気だ。リヤカーのサイズなら小回りがきき、物陰に隠れられる」
長門の説得が終わった。
が、リシュリューは不満顔。
日向「では、弾運び班は全員リヤカーを引いて、資材集積所の搬入出口に移動。
榛名、補給要請の窓口を任せる。霧島、配車の計画、指示を任せる。移動開始」
爆走するリヤカー集団。
渋々ついていくリシュリュー。
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