白菊ほたる「もう雨あがりに虹が掛かることもないんでしょうか」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/01(火) 14:58:39.77 ID:47m1SMXJ0
 放送室から出て、保健室(私たちのいつもの居住スペースです)に戻ってきました。


「それにしても、ほたるちゃんにこんな特技があったなんて思いませんでした」


 藍子さんは、窓の外を見て感心したように言います。
 視線の先には、校舎の反対側の屋上にある、大きな塔が見えました。
 月明かりに照らされて、不気味に輝いて見えます。

 あれは、藍子さんと二人で組み上げたアンテナでした。


「おかげで、また『ゆるふわタイム』が無事にオンエアできます。ありがとう、ほたるちゃん♪」

「いえ……。藍子さんが手伝ってくれたおかげです」


 それから数回、「ほたるちゃんのおかげです」と「藍子さんのおかげです」の押し問答を繰り返して、最後にはおかしくなって笑ってしまいました。




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