白菊ほたる「もう雨あがりに虹が掛かることもないんでしょうか」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/01(火) 14:56:49.08 ID:47m1SMXJ0
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「高森藍子のゆるふわタイム。お相手は、パーソナリティの高森藍子と」

「ゲストの、白菊ほたるでした」

「それではまた明日お会いしましょう。ばいば〜い♪」

「ばいばーい……!」


 高森藍子のゆるふわタイム。
 お昼のひとときをちょっと素敵に彩る、短いラジオ番組です。
 今日もゲストは私でした。

 一通り片付けて、放送機材の電源を切ります。
 今日のお仕事はこれでおしまい。


「それにしても、天気良くならないですねー」


 藍子さんが、いつもどおりのニコニコした顔で話しかけてきました。
 この笑顔を見るだけで、だいたいのことが大丈夫な気がしてきます。


「は、はい……。ええと、これって、天気がどうという問題なんでしょうか?」

「さあ?」


 天気が悪いといっても、曇り空とか嵐とか季節外れの吹雪とかそういうことではなく。
 一週間くらい前からもう全然お日さまが昇ってきていません。
 ずっと夜のままです。

 お日さまだって毎日昇っていたら疲れちゃうでしょうし、一日や二日くらい休んでもいいかもしれません。
 でもさすがに、なんにも言わずに一週間もおやすみしちゃうのはどうかと思います。




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