29:名無しNIPPER
2018/05/14(月) 00:05:36.86 ID:9IwGh1rH0
「でも不思議ですよね。原理も何も分からないのに何で外部の攻撃だって決めつけるのか」
そう言って、パックのオレンジジュースを飲みながら弓箭猟虎はソファの背もたれに座った。
「統括理事会がそう発表してるからな」
「でもそうなると、学園都市の科学技術を持ってしても解明できない技術を持った集団がいるという事になるわね」
ドレスの少女の言葉に3人は一斉に黙る。
結局今世間を騒がせている理由はそれだった。
なぜ科学の最先端を行く学園都市が原因を把握できていないのか。
学園都市を襲った未知の科学技術とはーー?
そこに天使だの変な格好の女だの黒い翼だのといった関連性があるかどうかも分からない都市伝説の用な噂話が絡んで、各々が勝手なストーリーを作り出していた。
「何だか、SF小説のあらすじ読んでるみたい」
誉望のタブレットを勝手にスライドしながらドレスの少女は溜め息をつく。
「まぁ、確かにこの中のほとんどは読む価値もない書き込みなんだろうな」
でも、と誉望は続けて、
「こういったある種の話題で持ちきりの時こそ、本当の情報をカモフラージュしやすかったりするんだよ」
傍らの少女2人が、ん? という表情をする。
補足を求められていると思った誉望はタブレットの画面を2人に見えるようにして、
「例えば、こんな書き込みとかな」
「『見滝原市を中心に、最近謎の失踪事件多発……?』」
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