106:名無しNIPPER[saga]
2018/11/25(日) 23:59:07.68 ID:ULLyrJIa0
☆
結界最深部。
さしずめ魔女が君臨する玉座といったところか。
ようやく辿り着いたまどかとマミはそこでさやか、そしてキュゥべえと再開した。
「マミ!」
真っ先に声をかけたのはキュゥべえだった。
「間一髪だったよ。間もなく魔女が産まれるところだ」
「そうみたいね。美樹さんも怪我はない?」
「はい、大丈夫です! よかったあ。マミさん来てくれなかったらどうなっていたか……。本当に助かりましたよ」
直接的な危機から解放されたからなのか、さやかは力が抜けヘナヘナと地面に倒れそうになっている。
「フフッ。お礼から鹿目さんに言う事ね。この子が急いでくれたお陰で間に合ったのよ」
「いえいえ、わたしは何も……。さやかちゃんが残って合図を送り続けてくれたお陰だよ」
「まあ、何はともあれサンキューまどか。やっぱ持つべきものは友達だねえ」
「……そろそろ魔女が産まれるよ。まどか、さやかは隠れた方がいい」
キュゥべえはそう忠告すると、マミの隣に移動した。
言われた通り、丸腰の二人はキュゥべえから離れ瓦礫の影に身を潜める。
「マミ、来るよ。気を付けて」
「分かってるわ。被害が出る前に終わらせてしまわないとね」
140Res/191.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20