89:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 19:03:15.38 ID:A6rjc17z0
「あばばばばばばばっ!!」
「トレーナーさーん!!」
機材の調子が悪くなったので、様子を見ようとしたトレーナーさんが突然、叫びました。
漏電しかかっていたコンセントに手を伸ばし、軽く感電してしまったようです。
「あ、危なかった……ヘルメットが無ければ即死でした。が!」
そう言って、軽く伸びをした後でトレーナーさんはニカッと笑い、隅に置いたバッグからスピーカーを取り出しました。
「こんな事もあろうかと、音源のスペアは用意してあります!
さぁ、先ほどの「デッデーン♪」のところからもう一度っ!」
た、たくましい――。
「はいっ!」
一方で、ほたるちゃんは、やる気に満ち溢れた表情で、元気よく応えます。
もはや、自分の不幸のせいだとばかり気にしてしまう彼女が、遠い昔の姿のように思えました。
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