73:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 18:22:35.30 ID:A6rjc17z0
私の言葉に、プロデューサーさんと、事務員さんの目も点になります。
私は一度、ほたるちゃんの顔を見て、二人に向き直りました。
「そのおかげで、ほたるちゃんのファンの、第一号になれましたから」
「……そういや美優さん、いつの間にほたるちゃんを“ほたるちゃん”って呼んでるね」
「あ……ふふっ。そうなんです」
「よーし、分かった!」
プロデューサーさんが手をポンッと叩きました。
「俺も346のプロデューサーに一人、話の分かる人がいるから、ちょっとその人プッシュしてくるわ。
ネーサンもあっちのお偉方とアレして、外堀埋めてって」
「それよりキミは、二人に楽曲を用意してあげなさい。交渉なら私と社長で進めておく」
「あ、そりゃそうだな。美優さん、足の具合はどう?」
「足は……」
日常生活には、支障はありません。
ただ――。
「行けます……ほたるちゃんと一緒に、レッスンします」
「よしよし」
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