54:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 17:17:07.41 ID:A6rjc17z0
「す、すみません……」
「謝ることでは、ないですよ」
笑いかけながら、彼女のアロマを手渡すと、ほたるちゃんはなおも恐縮そうに身を縮めました。
「はい……ありがとうございます、美優さん」
人に迷惑を掛けることを極度に恐れるあまり、彼女は、人に甘えることに慣れていないのかも知れません。
なら、せめて私が、頼れる大人にならなくちゃ――ですね。
「ほたるちゃん、その……服とか、見てみませんか?」
「服、ですか?」
「私も、あまり頓着がある訳ではないのですが……たまには、ね?」
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