47:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 16:57:14.71 ID:A6rjc17z0
エスカレーターでゆっくりと上がって、上階の雑貨屋さんを目指します。
エレベーターは、前に止まってしまった事があって以来、なるべく使わないそうです。
――――。
目的の階に到着して、少し彼女の後ろについて、観察してみます。
白菊さんは、辺りをキョロキョロ見回してから、ゆっくりと物色を始めました。
やがて、彼女は一つの可愛らしいシールを手に取りました。
「それは……ウサギ、でしょうか?」
「はい……あ、でも、やっぱりこれ、前にも買ったことあるヤツでした」
照れくさそうに、でも、柔らかな笑顔で白菊さんは答えながら、それを棚に戻しました。
「幸せの象徴ですから……こういう、幸運グッズっぽいものを見たり、買ったりするの、好きなんです」
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