42:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 16:36:32.67 ID:A6rjc17z0
「あ、ネーサン、オバちゃん来たらこれでタフマン買っといて。それじゃ、行ってきまーす」
そう言って、小銭を事務員さんのデスクに置くと、プロデューサーさんは出て行ってしまいました。
「フッ……キミ達二人なら遠慮すると思ったのだろう。打算的な男だな」
事務員さんは、私と白菊さんへ順に目配せをして、肩をすくめました。
「でも……」
白菊さんが、オドオドしながら、控えめに呟きます。
「プロデューサーさんは、良い人です」
「そうか」
事務員さんは、否定も肯定もしませんでした。
私も――。
「前の事務所では、怒られてばかりで……ここの人達は、皆、優しくしてくれますから」
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