213:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 03:12:40.84 ID:LS54PsoZ0
でも、私は迷わず歩き出します。
壁だと思っていたそれは、その場にひっそりと佇んだまま、微動だにしません。
たくさんのそれの合間を、すり抜けるように進んでいき――。
「……大丈夫ですか?」
そこにうずくまっていた少女に、私は声を掛けました。
――……だれ?
「私は……」
「私は、アイドルです。正確には、アイドルを目指す人」
「プロデューサーを、やっていた時もあったけれど……それは、本当ではありません」
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