207:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 02:46:47.49 ID:LS54PsoZ0
「キミのスマホケースに貼られたシールを見て、彼なりに苦心したらしい。
美優さんにこそ相応しい、などと鼻息を荒くして私に力説するものだから、何だかおかしくてね」
「プロデューサーさんが、私に……」
これが相応しい人に――ほたるちゃんのように、私も――?
「さぁ、彼女が帰ってくるぞ」
事務員さんが、急かすように顎でステージを指しました。
最高のステージを見せてくれた彼女は、目に涙を浮かべて階段の上に立っています。
――ありがとう、ほたるちゃん。もう、迷いはありません。
お揃いのネックレスを身につけ、駆け寄ってきたほたるちゃんを、私は抱きしめました。
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