203:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 02:31:07.06 ID:LS54PsoZ0
「……ッ!」
「あの子はキミに言っていたはずだ。
このステージを一番観てほしい人、その素晴らしさを伝えたい相手が、誰なのかを」
事務員さんは、ステージを一点に見つめながら、話しました。
「靴紐の件は、三船君の一件も踏まえた上での、あの子の提案だった。
そうしてキミ自身が抱かなかった、靴紐が切れた悔しさを、代わりにあの子は背負っている」
「私の、悔しさを……」
私の想いを、代わりに背負ってステージに――。
私は、また言い訳を――!
「枷を嵌めるのは、いつだって自分だ」
「私が……!」
――〜〜!♪ 〜〜〜〜♪ 〜〜ッ!♪
ステージは、最後の大サビに入ったようです。
ずっと歌い踊り続けて、疲労も蓄積されているはずなのに、ほたるちゃんの笑顔は、ずっと眩しいままで――。
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