191:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 01:51:52.24 ID:LS54PsoZ0
「災い転じて福と成す、と言ったところかな」
そう言った瞬間、でした。
ビシャアアアァンッ!!
と、もの凄い轟音と稲光が会場を襲いました。
「キャッ……!!」
たまらず私は身を屈めます。が――ふと、辺りが真っ暗になりました。
雷がステージに落ちて、停電してしまったのです。
「そ、そんな……!」
「大丈夫」
事務員さんは、腕を組んだまま少しも動じていない様子でした。
「せいぜい、これもある種の演出になるだろう」
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