123:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 20:36:13.75 ID:A6rjc17z0
と、そこへ――。
「……!?」
突然、携帯が鳴りました。
あぁ、プロデューサーさんか、事務員さんだろうな。
ご迷惑、おかけしちゃった――。
そう思い、暗い部屋の中で煌々と光るディスプレイを覗き込みます。
「……ほたるちゃん」
そうか――彼女に謝ることさえ、私はできていなかった事に、今になって気づきました。
通話ボタンを押し、おそるおそる、耳に当てます。
「……もしもし」
『美優さん』
思いのほか、張りのある声の様子から、どうやら彼女はいくらか快復できたようです。
良かった、本当に――。
『ごめんなさい』
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