6:名無しNIPPER[saga]
2018/04/27(金) 03:12:58.08 ID:6FtTvWVno
小鳥「あらっ、猫?」
音無さん、貴音さん、お疲れ様です。
美也ですよ〜。
P「志保と茜が拾ってきちゃったみたんですよ。妙に人懐っこい猫でしてね」
小鳥「あらら。最近このあたりじゃ見なくなったと思ったんですが」
音無さんは苦笑しながらも私の首筋を軽くなでてくれました。
音無さんの手、あったかいですね〜。
P「今日はうちに連れて帰って、明日の午前中に実家に連れて行くことにします」
小鳥「そうですか。よかったね、新しいおうちができるよ」
うぅ〜。
やっぱり音無さんも気づいてくれません〜。
P「あっ、これ領収書です。あと、明日は午前半休いただきますので、有給申請書と……」
小鳥「はいはい、確認しますね」
小鳥さんは私をなでる手を止めて、Pさんはお仕事の話を始めました。
すると、貴音さんがしゃがんで私の顔をじーっと見てきました。
貴音「もしや……」
そういいながら私を抱き上げます。
そして私を顔の高さまで持ち上げました。
高くてちょっと怖いです……。
貴音「美也、ですか?」
えっ?
気づいて、くれたんですか。
そうです、と返事をしたつもりでニャーと鳴きました。
貴音「やはり、そうですか。何らかの原因で宮尾美也の精神が猫に移っているようです」
むぅ、つまり?
貴音「狐憑きの人妖が逆転したような状態……とでも申しましょうか」
むむむ、難しいですけど。
とにかく私の心が猫さんに潜り込んじゃっているというのはわかりました。
貴音さんはプロデューサーさんと音無さんをちらりと見ました。
仕事の話に夢中になってて、貴音さんの声は聞こえていないようです。
それを確認してからこっそりと小さな声で話し始めました。
貴音「私の知り合いにこういった類の専門家がいます。頼んでみましょう」
よかったです〜。
このままずっと戻れないとどうしようかと思いました〜。
貴音さんは私を床に下ろすと頭をなでてくれました。
貴音「ただ、今すぐとは参りません。今夜はプロデューサーの家で待っていてください」
わかりました。
よろしくおねがいします〜。
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