11:名無しNIPPER[saga]
2018/04/27(金) 03:16:42.28 ID:6FtTvWVno
P「ん〜。ゲストに誰をやるか……」
ご飯を食べ終わったプロデューサーさんはノートパソコンを取り出して
ビールを飲みながら本格的にお仕事を始めました。
テレビは相変わらず付いているのにほとんど見ていません。
P「あのディレクターきついからなぁ……可憐じゃ委縮するか。うーん……」
お部屋の中にタイプ音が響きます。
私はプロデューサーさんの横でテレビを見ていました。
あっ、このみさんが出てるCMです。
このカレーのCMいいですよね〜。
P「かと言ってあの人子役嫌いだし……」
そんな時、プロデューサーの携帯がぶるぶると震えだしました。
プロデューサーはちょうど口をつけていたビールを飲みほして、
電話を取りました。
P「もしもし? おう、久しぶりじゃん」
思わずテレビから目を離してプロデューサーさんの顔を見ました。
P「今は家で仕事してるぞ。……うっせ! ほっとけよ」
口調とは裏腹にプロデューサーさんはとっても楽しそうにお話をしています。
こんな砕けた口調をしているプロデューサーさんを始めて見ます。
どなたとお話ししているんでしょう、気になりますね〜。
とたんに興味が出てきて、プロデューサーのお膝に飛び乗りました。
電話の声、聞こえないでしょうか?
P「わっ、ちょ、ちょっと待てって」
突然お膝に乗った私にびっくりしちゃったみたいです。
どなたとお話してるんですか〜?
教えてください〜。
にゃーにゃーと声を出しておねだりしてみます。
P「ん? あぁ、そうそう。あーちょっと待ってくれ」
プロデューサーは携帯を机の上に置き、何やら操作しました。
すると電話の声が大きく聞こえました。
スピーカーホン、というものでしょうか。
友『なんだ、猫飼い始めたのか?』
電話の声は男の人でした。
お友達なのでしょうか。
P「うちの実家で飼うことにしたんだよ。ただ、今夜だけ預かってんだ」
友『お前、ただでさえ独身こじらせつつあるのに猫まで飼い始めたら終わりだぞ』
P「ほっとけっての」
プロデューサーさんは私を膝に乗せたままなでなでしてくれます。
おぉ、撫でるのがうまくなってきましたね〜。
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