7: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2018/04/26(木) 20:06:11.55 ID:zmYsrQkn0
「毎日出撃だと疲れるだろう。強い奴ばかり出したら、練度の低いやつらだけで固まる時がいつか来る。駆逐艦だけが固まってもしょうがないし、戦艦だけでもだめだ。空母六隻でもな。それに艦娘同士の相性もある」
「いろいろ考えてんのね」
「それくらいしかやれねぇからな。少なくともウチじゃ、邀撃はもっぱら艦娘が専門だから」
本土のほうではDDHなども出張っていると聞いたが、深海棲艦相手に効果は未知数だろう。本当に俺たちと同じ物理法則の中で生きているのかさえ怪しいのだから。
曙は理解したのか理解していないのか、ふぅんとまったく面白くなさそうに呟いた。
「ねぇ、折って」
差し出されたのはアイスだった。棒状のプラスティックの容器が二つくっついていて、それを折って中身を吸い出す、あれだ。
俺の地元ではパッキンアイスと呼んでいたが、艦娘たちはどうやらチューペットと呼んでいるらしかった。
「ほれ」
「ん」
折った二本を渡そうとするも、一本突き返される。
「あげる」
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