44:名無しNIPPER
2018/04/24(火) 21:52:20.15 ID:25rQ95o00
すべて、言ってしまおうか。
どうしてプロデューサーが怪我をしたのか。誰のせいか。
みんなは責めないが、きっと間違いなくほたるちゃんのせいだと。
ほたるちゃんと居なければ、プロデューサーは怪我をしなかった。
私が側にいなかったから、プロデューサーは怪我をしなかったはずなのに。
それを言えば、どんな顔をするだろうか。真っ青になるだろう。恐怖するだろう。
私に言われれば、きっとほたるちゃんは否定できないから。
だって私は、きっと誰よりもほたるちゃんを理解しているから。
運は、均等でないと。
そこまでしっかり告げてから、穏やかに説得すればいい。
責めている訳ではない。ただ、そういうものなのだ。
今は怪我で済んだけど、次は……
そこまで言えば、ほたるちゃんも受け入れてくれるだろう。
理解して、私と一緒に暮らしてくれるだろう。
私の手元に、平凡は残り続けるだろう。
私は、ぎゅっとほたるちゃんを抱きしめ、耳元でささやいた。
「もう……寂しくなりますね」
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