22:名無しNIPPER
2018/04/24(火) 21:20:23.44 ID:25rQ95o00
「みんなには心配かけたな。来週には現場に戻ってくるから」
「ホント心配したんだからね」
と、友紀ちゃん。微かにほたるちゃんが体を強張らせたのに、私以外は気づいていないようだった。
「美世ちゃんだって、寂しい寂しいっていつも言ってたもんね」
「そこまでは言ってないけど。でも戻ってきてよかったよ」
「で、ドライブには誘わないの? 帰ってきたら誘うっていってたじゃん」
「ちょ、ちょっと友紀ちゃん!?」
美世ちゃんは顔を真っ赤にしていた。ニヤニヤと笑っている友紀ちゃん。肝心のプロデューサーは、キョトンとしていた。
「ドライブ、誘ってくれるのか?」
「えっと、うん……また今度ね」
目を泳がせながら、少し上ずっていた美世ちゃん。プロデューサーは、なにも理解していなさそうだ。
「あー、茄子。ちょっといいか?」
「? なんですかプロデューサー」
「少し仕事のことで、ちょっと」
ちょいちょいと、プロデューサーは廊下の陰まで私を連れて行く。
「実は、ほたるのことなんだけど」
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