15:名無しNIPPER
2018/04/24(火) 20:56:58.40 ID:25rQ95o00
「本当に、ありがとうございます」
「いえいえ、お礼なんて」
「でも、茄子さんが居なかったらきっとエビは手に入ってませんから」
「そんなことないです。ほたるちゃんが居たからですよ」
「私なんてそんな……」
「ホントですよ……ほたるちゃんに料理してほしかったから、きっとエビさんたちは待っててくれたんです」
「食べられちゃうのにですか?」
「そうですよ。『茄子ちゃんとほたるちゃんに食べられたーい』って、この子たち、言ってましたから」
「じゃあ、美味しく作らないとですね」
「はい」
私の冗談に微笑んでくれて、私も微笑み返す。
でも、ほたるちゃんがいたからエビを買ったというのは、本当だ。
だって私だけだったら、鯛を買えてただろうから。
62Res/57.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20